昨日10月12日は山ノ神の日でした。
屋久島では旧暦の正月、6月、9月の16日を山の神祭りの日として、樵や猟師はその仕事を休む慣わしがあります。休めない人は塩と米を持って身を清めるように山へ入ります。
ある樵曰く、「季節の変わり目だから、体がついていかない。そんな時は怪我をし易いから大事にならないように体を休めてるよ。まあそれを口実に飲んでるけどね 笑」と。実際に昨日を振り返って寒くなかったですか?毎年意識しているとこの日は急激に気温が下るように感じられます。
旧暦の暦(こよみ)なので毎年日にちが違います。海の満引と同じように。この日は満月です。去年の山ノ神の日は10月23日でした。私事ですが、息子が生まれたのもこの日です。自然と人の関係を意識せざるをえない、そんな山ノ神の日でした。
田平 写真:永田浜の夕景から月明かりまで