屋久島ガイド旅楽のエコツアー屋久島ガイド旅楽のエコツアー

屋久島ガイド旅楽のエコツアー 屋久島の旅案内

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2010年02月のスタッフレポート一覧

新人ガイドレポート「4ヶ月を振り返って」[2010/2/26]

冬になって、南の島、屋久島もやっぱり寒いんだと気づき始めた宮西です。時間がたつのは早いもので、屋久島に来てからすでに、約4ヶ月がたちました。今回は、今までの研修の内容や、その中で感じた事などを、時系列に添ってまとめてみたいと思います。僕が今までの研修で一番感じた事、それは「ガイドという仕事の奥深さ」です。屋久島に来る前、ガイドの研修を始める前の僕は、ガイドという仕事は「お客様の前で、屋久島の歴史や動植物等の知識を伝え、山を案内する」というイメージをもっていました。これは間違いではないのですが、研修が進んでいくにつれて、もっと重要な事がたくさんあるという事に気付かされました。続きを読む→こちら

新人ガイドレポート「4ヶ月を振り返って」

撮影コーディネート[2010/2/22]

小学館発行のアウトドア雑誌「BE-PAL・増刊号」の撮影コーディネートに同行してきました。内容は、アウトドアな女性向けに屋久島を紹介するという企画で、屋久島のおしゃれなカフェや、パワースポット、手軽にトレッキングが出来るコースなど、いろいろな場所をまわりました。撮影日が2日間で、その間に出来るだけたくさんの場所を撮影したいということだったので、移動しては撮る、撮ったらすぐ移動という感じで、コーディネートする側にとっては、事前の打ち合わせと当日の段取り、そして現場での臨機応変な対応が大切だなと思いました。そんな中での僕の仕事といえば、マウンテンバイクを車に積んで、撮影隊に同行し、必要な時にすぐにそれを用意するというものでした。
こういう経験をさせてもらうと、ガイドは屋久島の自然や、歴史のことだけでなく、地元の様々な特産品、撮影に使える洒落たお店、少しマイナーだけどおすすめの観光スポットなど屋久島という地方のすべてに精通していないといけないと感じました。そう思うと、仕事の日だけでなく、休みの日に島の中でどこかへ行くプライベートな時間も仕事に繋がっているんだなと思います。
/宮西  旅樂撮影コーディネートについて詳しくはこちら

撮影コーディネート撮影コーディネート撮影コーディネート

桜開花[2010/2/20]

19日、里地では昼間の最高気温が8℃で、朝から小雨が降ったり止んだり、午後からは曇りの天気。山では雪になり積雪があったようです。荒川登山口で午前11時の気温は2℃でした。寒い日が続いている屋久島ですが、原集落の山河(やまんこ)公園の桜は早くも5分咲きになっています。/写真=19日、堀江

桜開花

トロッコ道岩石崩落現場、迂回路供用開始[2010/2/20]

岩石崩落のため、通行止めになっている縄文杉登山ルート、荒川登山口からのトロッコ道は、崩落現場(荒川登山口から約2km地点)手前から迂回路が設置され、2月19日供用を開始しました。総延長約400m、所要時間は約10分位です。崩落した岩石の徹去は林野庁が2月中に着手し、全ての工事が終わりトロッコ道の通行止め解除は6月末になるようです。/写真=19日、堀江

トロッコ道岩石崩落現場、迂回路供用開始トロッコ道岩石崩落現場、迂回路供用開始トロッコ道岩石崩落現場、迂回路供用開始トロッコ道岩石崩落現場、迂回路供用開始トロッコ道岩石崩落現場、迂回路供用開始トロッコ道岩石崩落現場、迂回路供用開始

冬休みの終わりに[2010/2/11]

シーズンオフ中に島外を旅する旅樂(田平)レポートです。旅は良いですね。いろんな発見があります。今年は長崎と福岡を巡り、ちょっとバリへ行ってきました。クタでの夕日が素晴らしく、そして屋久島丸でみた鹿児島の朝日も素晴らしかったです。朝日が「これから何をするの」と問い掛けているようでした。(写真中)海外へ行って疲れたときに入店したマクドナルドにはチキンとオムレツとライスのメニューがありました(驚)美味しそうにご飯を食べてる人に、「マックじゃなくてもいいじゃん」とツッコミたいと思いながらシャッターチャンスを逃してしまいました。(笑)(写真下)/田平

冬休みの終わりに冬休みの終わりに冬休みの終わりに

荒川登山道崩壊に伴う迂回ルートの設置について[2010/2/11]

荒川登山道崩壊箇所迂回路設置作業に伴うボランティア募集がありました。荒川登山道が崩壊しており、現在は白谷ルートからしか入ることが出来なくなっているため、早急に迂回路を設置する事が決定し、そこで迂回路整備の為の資材搬入を早急に行う為のボランティアに参加してきました。迂回路設置は2月中旬以降になりそうです。写真は現在のものです。トロッコ道脇にオオゴカヨウオウレンを見つけました。/写真下 春はもうすぐそこです。/田平  2月8日

荒川登山道崩壊に伴う迂回ルートの設置について荒川登山道崩壊に伴う迂回ルートの設置について荒川登山道崩壊に伴う迂回ルートの設置について荒川登山道崩壊に伴う迂回ルートの設置について

冬山トレーニング[2010/2/11]

実家から屋久島に戻り、冬山トレーニング中の宮西です。
この時期は、山で雪が降ることなどから、屋久島を訪れる観光客はほとんどいません。そのため、屋久島のガイドはこれを利用して、各自の時間を過ごします。僕はと言えば、冬山トレーニングの真っ最中で、今まで登りたくても登れなかった山、これは登っておかなければという山を登っています。ということで、今回は愛子岳という山に登ってきました。愛子岳は、標高1235m、所要時間は往復でおよそ7時間、急な登りや、ロープを使って登る場所もある為、登山初心者の方には少し厳しいかなといった感じの山です。しかし、この山は世界遺産エリアに入っている山でもあるので、厳しい反面、登り応え、見応えのある山でもあります。道中は、植物の垂直分布(標高によって植生が変化する)が見れますし、頂上に着くと天気が良ければ、360度視界がひらけ、東には里や太平洋が見え(写真上段)、西には奥岳(里から見えない山の総称)(写真中段)が見えます。今回も天気があまり良くなかったので、太平洋もあまり見えず、奥岳も見えず、でしたが・・・。最近は連敗続きの宮西ですが、次に登る山は視界良好でありますように!(これが屋久島らしさとも言えますが。屋久島で山へ登られる方は、この屋久島らしさを楽しむつもりでお越し下さい(笑))
最後の写真ぐらいは見やすいものをということで、当日の朝、愛子橋という橋から撮影した愛子岳です。写真中央右手のとがった山が愛子岳です。/宮西

冬山トレーニング冬山トレーニング冬山トレーニング

学生&卒業旅行応援中のお知らせ[2010/2/10]

まだまだ遊び足りない学生の皆さん、今しかできない旅へでかけませんか?旅樂は屋久島で一生の思い出づくりを応援しています。応援期間中は通常学生割引1,000円offのところを 2,000 円offでご案内します。各日帰りコース¥11,500です。このお得な料金で内容の濃ゆ〜い旅を体験できます。期間は2月10日〜4月11日までです。

学生&卒業旅行応援中のお知らせ学生&卒業旅行応援中のお知らせ学生&卒業旅行応援中のお知らせ学生&卒業旅行応援中のお知らせ

屋久高(やっこう)の生徒と[2010/2/4]

屋久島には県立高校があります。その歴史は古く、昭和23年に種子島高等学校の分校として創立したとのこと。現在は「鹿児島県立 屋久島高等学校」として1学年3クラス(普通科2クラスと情報ビジネス科1クラス)、生徒数総勢291名。普通科の選択コースで「環境コース」があります。今回はその「環境コース(11名)」の学習の一環で「屋久島地区でのエコツーリズム」というテーマで「冬季宿泊研修」が屋久島環境文化研修センターで開催され、講師として参加しました。与えられた時間は1時間。すごく緊張しました。演題として「屋久島地区でのエコツーリズム推進における課題と問題点について」とのことでしたが、島外出身者(名古屋市出身)の自分がガイドになった経緯と心がけていることを少し話して意見交換に多くを費やしました。多くのお客さまと触れ合う私たちガイドも地元住民、まして高校生と触れ合う機会はほとんどなく、お互いにいい機会と思ったからです。生徒達からは真剣な意見ばかりで返答に困ることもしばし。世界遺産を持つ屋久島の高校生の頼もしさを感じた1日でした。/1月28日 河井

屋久高(やっこう)の生徒と

ツアーの予約状況更新しました[2010/2/4]

ツアーの予約状況を更新しました。ひとり旅の方は既に催行決定しているコースについて、こちらからご確認頂けます。基本的には2名様以上でツアーを開催しておりますが、以下の方法で1名様のご案内が可能です。
<その1 既に決定しているツアーに参加する>
既に別のお客様から申込があり催行が決定しているツアーであれば通常料金でご参加いただけます。既に決定しているツアーにつきましては予約状況表からご確認いただけます。
<その2 プライベートツアー料金をお支払いいただく>
通常料金にプラスしてプライベートツアー料金(日帰りは1万円、半日は5千円、1泊2日ツアーは2万円)をお支払いいただくことにより1名様でのご案内が可能です。この方法であれば、1名様のお申込でも確実にご希望のツアーが開催可能です。プライベートをご希望でない場合は予約状況表に掲示していますので、当日までに合計2名様以上のご参加となった場合はプライベートツアー料金は不要となりますので1名様でも通常料金でご参加いただけます。詳しくはこちら/田平

ツアーの予約状況更新しました

最新登山情報:荒川登山道崩壊に伴う迂回ルートの設置について[2010/2/4]

荒川登山道崩壊に伴う迂回ルートの設置について<br>先日第3回荒川登山道崩壊対策会議において、崩落した現場を迂回するルートが決定されました。このことから迂回ルートができるまでの期間、基本的に縄文杉日帰りツアーは催行していません。また白谷雲水峡からアクセスする縄文杉ツアーは時間に追われる登山ツアーになるためお勧めしていません。以下観光協会の登山情報を転載しています。/田平
・迂回ルート設置の方針
現地は国立公園の特別保護地区や森林生態系保護地域(保全利用地区)であり、また、世界自然遺産登録地でもあることから、登山者の安全を第一に確保しつつ、自然環境への影響を最小限にとどめることに留意してルートが決定されました。決定に際しては、屋久島世界自然遺産科学委員会の先生方にもご意見を伺いました。
・迂回ルートの概要
位置は迂回ルート位置図のとおりです。延長は約400m、所要時間は約20分となっており、これまでより10分程度余計にかかります。出入口は崩落現場から荒川側に100m、小杉谷側に150mの場所です。荒川側の出入口から約120mは登り坂ですので、階段を設置する予定です。また、植生や土壌を傷つけることがないよう、迂回ルートの両側にロープを張る予定です。
・今後の予定
3月から観光シーズンとなるため、2月中旬を目途に迂回ルートを設置することとしています。

岐阜レポート[2010/2/2]

「結(ゆい)」の心 〜白川郷合掌造りから〜

雪道を車で走っていると、なぜかブレーキを踏んでスリップを楽しんでしまう宮西です。
せっかく実家の岐阜にいるので、岐阜でしか出来ない事をしようと思い、岐阜県の白川村にある白川郷合掌造り集落に行ってきました。1995年に世界文化遺産に登録された集落で、下の写真のように、雪の重みに耐える急勾配の屋根をもった家の造りを合掌造りと呼ぶそうです。地元岐阜にあるということで、存在は昔から知っていたもののなぜか、たいしたことないだろうと高をくくって敬遠していた僕ですが、今回訪れてみて、予想外の、驚きと感動の連続でした。合掌造りは、外から見るとただ急勾配の屋根にして作っただけのように見えますが、中から見ると先人達の知恵が詰まった素晴しいものだという事がわかります。真っ黒にすすこけた柱や梁(写真)は、年月によるものではなく、一階にあるいろりから家全体を煙でいぶし、防虫、防腐作用を持たせたもののようで、樹齢300年という巨大な松の梁が100年以上たった今でも現役で合掌造りを支えていました。萱葺き(かやぶき)の屋根を支える木は、ねそと呼ばれる1400ヵ所の結び目(写真)で出来ており、どこかがきしんでも全体としてはバランスを保ち、ゆがみが自然に収まってゆくそうです。こういった先人達の知恵もさることながら、合掌造りは「結(ゆい)」によって造られ、そして支えられてきたということにえらく感銘を受けました。「結」とは村人相互の助け合いの精神で、昔は巨大な萱葺きの屋根(大きい合掌造りは五階建てです)を葺き替える際に、村人総出で作業したそうです。しかし、時代の流れなのか、近年は「結」の精神も廃れ、萱の葺き替えは村人の手ではなく外部委託が主だったようです。そこで、「結」の心を復活させ、次代につなごうという事で、2001年に全国からのボランティアも含め500人以上の協力によって巨大な大屋根が葺きかえられました。写真をお見せできないのが残念ですが、屋根の片側に120人以上が乗り、バケツリレー方式で萱を下から渡して葺くかなり大掛かりな作業で、NHKドキュメントで特集されたり、海外のメディアにも「結」の精神と共にとりあげられたようです。「結」とは、一人では出来ない事をみんなでやること、助け合いの精神、言い換えれば、人に対する思いやり、人のやさしさだと思います。文明の発展とともに人間関係が希薄になったと言われますが、白川村の「結」の心は、人と人とのつながりの大切さ、人に対する思いやりの大切さを、僕に再認識させてくれました。
自分の心を豊かにしてくれる何か、それは割と身近なところにあるのかもしれません。その何かを感じ取れる心を常に用意できたらなぁと思います。/宮西

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