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屋久島ガイド旅楽のエコツアー 屋久島の旅案内

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2009年04月のスタッフレポート一覧

一時小雪[2009/4/30]

28日、黒味岳ツアーで淀川登山口へ。06:30分の気温は4℃、天気は曇り時々晴れでしたが、標高1500mぐらいまで上がると、空は薄黒い雲に覆われ突然雪が降ってきました。歩道が白くなるまではなく、一時的なものでした。黒味岳の頂上では晴れてはいたものの、北西からの冷たい突風が吹き付けて、まっすぐに立ってられないほどでした。また冬に逆戻りしたような天候で、登山口から歩き始めて帰ってくるまで、汗をかくこともないぐらい寒い1日でした。/写真=28日、堀江

一時小雪

黄色いシャクナゲ[2009/4/30]

白谷小屋に植えてあるシャクナゲが満開でした。このシャクナゲはかつて小屋が有人だった時に植えられたモノと聞いています。残念ながら今年はヤクシマシャクナゲは裏年のようなので、こちらでお楽しみください^^。/河井

黄色いシャクナゲ

驚異的なツンベルギア[2009/4/28]

原生地は熱帯アフリカの植物、「ツンベルギア」(キツネノマゴ科ツンベルギア属)はツル性でよく伸びるため、ここ数年で家(空家)を覆ってしまいました。10年ぐらい前、となりの木から徐々に家の方へ伸び、壁を覆っていましたが、一度ツルを除去することにより、家は現状を維持。しかしその後は放置したため、このようになってしまいました。中の様子が気になります。/写真=25日・高平集落、堀江

驚異的なツンベルギア

鹿児島県警山岳救助訓練[2009/4/28]

GWを前に27日、午前10時から11時過ぎまで、鹿児島から県警のヘリコプター「はやと」が屋久島へ飛来し、原集落のヘリポートを使い、屋久島署の隊員7名が山岳救助訓練を行いました。屋久島の山岳部はヘリコプターが着陸できないため、救助はほとんどホイスト(巻き上げ機による吊り上げ)になります。ヘリコプターが現場へアタック進入から始まり、隊員が地上へ降下し、救助者と共にホイストされ、機内へ収容するまでの訓練を何回も繰り返し行っていました。屋久島署によると、ヘリによる救助が毎年増えているとのこと。「登山は無理をせず、自分の体力にあった山や森を選び、それなりの装備が必要です」。※旅樂はお客様の安全管理を第一に考え、ツアーを行っています。/写真=27日・原集落へリポート、堀江

鹿児島県警山岳救助訓練鹿児島県警山岳救助訓練鹿児島県警山岳救助訓練

春と秋[2009/4/27]

麦生(むぎお)集落の畑では、3月に田植えが終わったばかりなのに、横では季節はずれのコスモスの花が満開です。/写真=25日・麦生、堀江

春と秋

黒味岳に樹氷[2009/4/27]

26日は天候も回復せず、黒味岳山頂での視界もゼロでした。この日の気温は6度ほどでしたが、風速11mのため体感温度はマイナス5℃。頂上に樹氷が一時的にできていたのには驚きました。10分間山頂で雲が切れるのを待ったのですが、耐寒訓練に終りました。(写真中:風の抵抗をよける為に寝転んでいます(笑))時間が余ったので、帰りに猿川のガジュマルまで足を伸ばしました。里地は暖かく春の陽気で今日1番のんびりできたのはこの森の中でした。(写真:下)1日で亜寒帯の気候から亜熱帯の気候まで体感できた1日でした。屋久島は日本の縮図です。ツアーを選ばれる際には屋久杉樹林帯と森林限界の奥岳に西部林道の森がお勧めです。屋久島の多様性をまるごと体感できます。/26日 田平

黒味岳に樹氷黒味岳に樹氷黒味岳に樹氷

屋久島特集番組放映のお知らせ[2009/4/26]

今月29日PM20:00−20:54にMBCの番組「どーんと鹿児島」で「千年後の森が見える〜屋久島・山師の一年〜」が放映されます。屋久杉と向き合う高田久夫さんをはじめとした(有)愛林の樵達の姿をご覧頂けます。縄文ルートを歩かれる方は、現在も使われているトロッコ道沿いでどのような仕事が行われているのかを知って頂けます。鹿児島ローカル番組のため、この期間中に来島されている方は、是非お宿にてご覧下さい。/24日 田平 以下転載しました。
日本で唯一残っている、現役の森林軌道=トロッコ。それが、屋久島の軌道です。現在、屋久島の「原生林」は世界自然遺産に登録され、屋久杉は保護の対象となっています。しかし、江戸時代の切り株は「土埋木(どまいぼく)」として、その一部が工芸用に搬出されています。いまも現役で陣頭の指揮にあたる高田久夫さんは、かつて、屋久杉が大規模な伐採の対象となっていた昭和30年代〜40年代の「山の歴史」を知る、数少ない「山守」です。番組では、最後の土埋木の搬出を追いながら、高田さんの山や森への思いと、屋久島の原生林の中を走る森林軌道の最後の姿をお伝えします。
さらに詳しくはこちら

屋久島特集番組放映のお知らせ

通り過ぎた雨[2009/4/26]

24日の夜からまとまった雨は25日の朝には止み、青空が広がりました。4月の雨は長続きせず、天気の回復も早いようです。/写真=25日・尾之間、堀江

通り過ぎた雨

オオミズアオ[2009/4/26]

縄文杉コース、小杉谷付近の森で見つけました。河井が思う日本一美しい「ガ」です。離れてましたのでピンボケしちゃいました。悔しいですっ!!。賛否両論ありましたが、去年10月にスタッフレポートで投降した「冬ごもり」でイモムシを掲載しましたが、そのイモムシの成虫がこの「オオミズアオ」です。青白い翅(はね…昆虫ではこの字を使います)が新緑を映して若葉色になっていました。よく見ると2頭(昆虫も1頭、2頭と数えましょう^^)います。春ですねぇ〜^^、うらやましいっ!!。ただ「オオミズアオ」のように「ヤママユガ科」は成虫になったら一切食事をしないので寿命は1週間程度です。その短い間にパートナーを見つけなくてはなりません。う〜ん、大変だ。24日 小杉谷 河井

オオミズアオ

緑の山色[2009/4/25]

太鼓岩から見た小杉谷や大株歩道入り口方面までは、新緑もほぼ出揃い、葉桜の茶色も緑色に変わり山一面緑一色になってきました。/写真=24日・太鼓岩、堀江

緑の山色

4月の無人市[2009/4/24]

今月から無人市情報も掲載していきます。まだタンカンがありました。島に暮らす人が良く利用する無人市ですが、素泊まり宿を利用する人も自炊する時に便利ですよ。今の旬は「たけのこ」です。写真のたけのこは有人のお店ですが、無人市並に安いお店です。安房から尾之間方面へ車で15分後の原(はるお)集落にあります。/田平 24日

4月の無人市4月の無人市

クロバイの花[2009/4/21]

この頃ブロッコリーのような照葉樹林の森を白い花が彩っています。クロバイと言います。名前はハイノキと同様に灰を染色の媒染剤として利用したことに由来し、葉の色がハイノキに比べて濃いことを意味しています。もうしばらくするとハイノキの花も咲き、良い香りを漂わせます。だんだん花の季節が近づいてきました。/田平 20日 縄文杉コーストロッコ沿いにて

クロバイの花クロバイの花

生き物研修[2009/4/20]

先日生き物研修会を行いました。レクチャーするガイドは河井隆。旅樂のスタッフの面白いところは、様々な分野のプロフェッショナルが揃っている事です。写真家、鹿児島県熊毛郡子ども会会長、捜索隊隊長、日本山岳会公認ガイド等々です。旅樂ガイドのひとり河井さんは生き物を個人的に研究するガイドで、同業のスタッフが生き物に関してとても頼りにしています。この日の研修では、今年ゲットした鹿の角や屋久島の代表的な虫の生態について講習を行ってもらいました。後日小杉谷にて撮影したヒキガエルの写真を送ったら、次のコメントが戻ってきました。/田平 写真/4/14:小杉谷休憩所裏手にて撮影

ヒキガエルについて
1)交尾に挑むオス(上)ですねぇ〜。ちなみにカエル(両生類)は交尾ではなく抱接(ほうせつ)と言う。つまりオスがメスに抱きつき産卵を促し、卵に直接精子をかける。ってことは魚類に近い。爬虫類は交尾する。抱接でメスが死ぬこともあるらしい。実際水際で死んでいた個体を見たことがあるが溺死か締めつけによる窒息かは不明。毎年同じ場所で産卵するので観察が容易。2)産卵は水中で行うが、もともと陸生なので下手すりゃ産卵中に溺れ死ぬこともあるので産卵行動は浅いトコロで行う。3)ヒキガエルに限らずカエルはメスの方が大きい。爬虫類もおおむねメスが大きい。4)ヒキガエルの繁殖行動は2月に荒川登山口で毎年確認していた。しかし、今年は産んでないなぁ〜と思っていた。単に縄文杉が少なかったんで見逃していたのかは不明。5)今年は毎年の産卵場所で卵塊を確認できていない。ちなみに河井の観察場所は@荒川登山口すぐの沢A木橋1号を越えて左手の浅い泉 の2ヶ所。6)総合自然公園ではすでにオタマジャクシになっている。7)オスが時期を誤り抱接しているだけかもしれない。メスがすでに産卵を終えていれば、このメスにとっては迷惑だろう。8)個体数はメスの方が少ないらしい(カエル全般)のでオスは抱接に必死になる。必死過ぎてオスに抱接することもあれば、カエルがイモリに抱接することもあるらしい。9)前述の個体数の差で有名なのが日本各地で見られる「カエル合戦」という光景で、小さい水溜りに毎年大量のカエルが集まり抱接をめぐるオス同士の争いが見られる。葛飾北斎の「八方睨み鳳凰図」で名高い長野県の岩松院が特に有名。

生き物研修生き物研修

ジャコウアゲハ[2009/4/18]

天候不順で寒かった3月も終わり、晴天傾向の屋久島は春本番。里地では早々と「ノアザミ」が咲いています。その「ノアザミ」の花に「ジャコウアゲハ」がやって来ました。 普通アゲハチョウと言えば黄色と黒のマダラ模様が一般的かもしれませんが、日本におけるアゲハチョウ科は黒いタイプが多く、屋久島では「モンキアゲハ」「ナガサキアゲハ」「ミヤマカラスアゲハ」「クロアゲハ」「ジャコウアゲハ」が分布しています。ちなみに順番は河井が確認する個体数の多い順です。実際のところの個体数差は賛否両論ありそうですが…^^。さて「ジャコウアゲハ」について。幼虫時代の食草が毒草であるため天敵に嫌われます。体側に見える真紅の模様は警戒色でいかにも毒虫の色ですね。その毒虫「ジャコウアゲハ」そっくりに擬態する「アゲハモドキ」という「ガの一種」が存在するのは非常に興味深いところです。よく見ると「ジャコウアゲハ」の肢(あし)や体に白い粉がついてますが、「ノアザミ」の花粉です。アザミ類は昆虫の吸密で刺激されることによって花の奥からどんどん花粉を出します。これも興味深いところです^^。4月15日 小瀬田にて 河井

ジャコウアゲハ

快晴の黒味岳[2009/4/15]

14日の早朝から雷を伴った激しい雨も夕方には止み、15日は朝から快晴の天気になりました。黒味岳ツアーでは、そう快な青空の下、ゆったりと過ごすことができました。/写真=15日・黒味岳、堀江

快晴の黒味岳

春の収穫[2009/4/14]

農家では新ジャガの収穫が行われています。鹿児島産として全国へ発送されます。早く収穫が終わったジャガイモ畑は田んぼに変わった所もあります。/写真=13日・尾之間、堀江

春の収穫

撮影コーディネート:高田久夫さん[2009/4/14]

雑誌WEDGE(ウエッジ)のトップランナーの取材がありました。長年屋久島の山で林業に携わってきた高田久夫さん(76)の体験をインタビューし、屋久杉の森の撮影や高田さんのもとで働く若手から話を聞くという内容でした。発売は6月20日で、JR東海のグリーン車の座席におかれている他、書店インターネットにて購入できます。発売後お知らせ致します。/田平 12,13日 明星岳展望所近くにて

撮影コーディネート:高田久夫さん

山桜の花も終わりへ[2009/4/13]

昨年より1週間ほど開花が始まった山桜は、茶色の「葉桜」が目だつようになりました。縄文コースの森林軌道(トロッコ道)では、線路に落ちた山桜の花びらをヤク鹿が一枚一枚食べていました。/写真=11日・小杉谷、堀江

山桜の花も終わりへ

マッサージ+テーピング研修[2009/4/9]

旅樂スタッフの研修会で、山中で効果的なマッサージとテーピングについての研修を行いました。講師は島内外で評判の高い水谷さんです。人体の構造や膝、足首、腰、股関節の痛みの原因から、お客様自身ができるストレッチ、疲労を和らげるテーピングまで4時間ほどスポーツインストラクターによる講習でした。/8日 安房公民館にて 写真:堀江

マッサージ+テーピング研修

ロープワーク研修2[2009/4/9]

万が一怪我をされて、歩行困難なお客様がいらっしゃった場合、症状が軽度の場合はガイド自ら背負って下すこともあります。雨具とザックを利用して簡易背負子をつくります。(体重制限有)また傷病者の救助に緊急性を要する時には、山中で屋久島ガイドと連携して山岳救助を行うこともあります。ご協力宜しくお願い致します。/田平 7日宮之浦総合公園にて

ロープワーク研修2ロープワーク研修2ロープワーク研修2

ロープワーク研修1[2009/4/7]

今日は宮之浦の総合公園内で増水時のロープワークの確認作業を行いました。日本山岳ガイド協会公認ガイド佐々木によるロープレスキューです。白谷雲水峡の増水時を想定しての訓練でした。日々のガイド業務の合間に暇を見つけてトレーニングを行っています。明日はテーピング、マッサージ研修です。/田平 宮之浦にて

ロープワーク研修1

良い天気[2009/4/6]

昨日まで雨が降り続き、森は湿潤に包まれてとても良い天気でした。今日から1週間は晴れが予想されています。雨でも良い天気、晴れでも良い天気が続いています。/田平 5日5分だけ見れた景色/太鼓岩 6日朝の松峰大橋

良い天気良い天気

雨のトロッコ道[2009/4/1]

今朝も雨の荒川登山口。午前5時半の気温は8℃、昨日より日中の気温は上がる予報でしたが、雨のため山では寒さを感じました。縄文コースのトロッコ道では昨夜の雨で線路が一部冠水状態になっている所もありました。/写真=31日、堀江

雨のトロッコ道

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