3月17日、縄文杉ツアーの帰りのことでした。小杉谷橋を越えてわずかのところの山側にツノのないオス鹿がいました。これまでの経験でオスは臆病なのかすぐに逃げてしまうのですが、この日は無心に何かを食べています。ホームページのスタッフレポート「待ちに待った(3月13日掲載分)」にも書きましたが、これがツノをかじるということです。一生懸命奥歯でかじり、こりこりと音がしていました。しばらく観察しましたが完食の勢いでした。両方ツノはなく、残念ながらもう一方も周りには落ちていませんでした。前回のスタッフレポートは里地でしたが今回は山中。里地と山中の栄養の違いがよくわかる例ですね。おそらくは私達が汗をたくさん書いた後に塩分がおいしく感じられるように、この鹿も自分のツノがさぞおいしく感じていたことでしょう。写真提供…渡辺友理様 文章…河井
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