昭和45年以降に自然休養林とした白谷雲水峡について、当時の上屋久営林署からでているパンフレットでは次のように表現されています。/29日 田平 写真/堀江
白谷雲水峡の命名について
この地、白谷は雨多く
天然の樹木、樹海となって広がる
時に樹層をぬって白雲出で
屋久杉、樅、栂の巨木おおいて
その梢え天をついて見ゆ
ほとばしる清水
谷にいでて渓流となり
ところに静寂のよどみを造る
時に岩を喰む
清流は白玉を散らす
げにここは雲と、水と、樹の地なり
誰れ言うことなく「白谷雲水峡」と呼ぶ
「てらもと てつお」