屋久島はほんとによく雨が降ります。里では2日に1回、山では3日に2回。降水量は里地(安房)で4300㎜。東京の2~3倍近く降ります。小杉谷(標高670m)で8300m。さらに頂上付近は1万㎜とも言われています。
屋久島の森は雨の日ほど歩くのにうってつけです。木々も苔も生き生きしてきます。楽しむつもりでいれば、だんだん慣れてきて、多少濡れるぐらいどうでも良くなってきます。
ただ楽しむ為には、防水雨具の準備が大切です。雨にぬれて寒くなってくると楽しめません。
楽天市場(☛http://www.rakuten.ne.jp/gold/naturum/)割引がいいです。
12~2月 | Tシャツ・長袖シャツ・雨具・長ズボン・タイツ・トレーナー・厚手フリース(ダウンベスト) |
---|---|
3~4月 | Tシャツ・長袖シャツ・雨具・長ズボン・タイツ・トレーナー(フリース) |
5~6月 | Tシャツ・長袖シャツ・雨具・長ズボン |
7~9月 | Tシャツ・長袖シャツ・雨具・長ズボン |
10~11月 | Tシャツ・長袖シャツ・雨具・長ズボン・タイツ・トレーナー(フリース) |
以上はあくまで目安にしてください。その日ごとに気候もがらりと変化します。
ただ日中晴れていれば(季節を問わず)Tシャツ一枚になりたくなります。長袖は暑いですよ。
森の中を歩いている間は、日焼けすることはありません。防寒着のつもりで長袖シャツをお持ちください。また着替えは必ずビニール袋などで防水してお持ちください。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温 | 11.4 | 11.7 | 14.2 | 17.6 | 20.5 | 23.5 | 26.6 | 26.9 | 25.1 | 21.6 | 17.7 | 13.4 |
最高℃ 最低℃ |
14.2 8.4 |
14.5 8.7 |
17.2 11.1 |
20.9 14.3 |
23.8 17.1 |
26.6 20.6 |
30.0 23.5 |
30.3 24.0 |
28.3 22.2 |
24.5 18.8 |
20.6 14.7 |
16.3 10.4 |
降水量mm | 257.3 | 272.9 | 427.0 | 425.6 | 454.6 | 697.1 | 324.9 | 296.0 | 398.6 | 303.8 | 270.6 | 230.4 |
里地と山間部では気温が随分違ってきます。標高100m上がると0.65程気温が下がります。
つまり縄文杉(1300m)では里地より約8℃低くなります。白谷雲水峡の太鼓岩(1000m)は-6.5℃。黒味岳(1831)では約-11℃。そこで例えば7月縄文杉の気温は、平均気温26.6-8=18.6℃となります。
さらに風が吹けば風速1mにつき体感温度が-1℃となり、雨に濡れていた場合さらに違ってきます。
登山の前日には、この風速も調べておきましょう。☛09972-177
ちなみに縄文杉1300mの平均気温は宮城県、黒味岳1831mは青森県、白谷雲水峡入口600mは山口県くらいの気温です。
大雨洪水警報がでたらツアーは中止になります。白谷雲水峡では川が氾濫し、渡れずに山に閉じ込められることもあります。落石、崖崩れが心配され、車道が通行止めになることも!!
注意報ではツアーは催行されますが、天候によっては引き返すこともあります。 くもりで雨が降っていなくても、前日までの降雨量によっては少しの雨でも川が氾濫することもあるからです。
台風は5月から10月の間に屋久島に上陸します。特に8-9月が多いです。 暴風域に入ってしまえば、島内で出歩くことができなくなります。さらに船、飛行機の欠航で島から出られなくもなります。台風上陸の1,2日前から波が高くなり、5メートルを越えるとまっさきに船が欠航します。 台風が離れた後も1,2日は吹き返しの風で波も高く、強風の場合は飛行機も飛べません。
この5-10月の間は念のため、屋久島の天気情報をこまめにチェックして、もし台風上陸が滞在期間に重なるようなら残念ですがキャンセルすることをお勧めします。台風は気まぐれで方向を突然変えることがあります。必ず波情報、船、飛行機等の交通情報を確認してください。
常緑樹の森に雪が降ると、白と緑だけの美しい景観です。 積雪期に縄文杉登山はお勧めいたしません。周りを見る余裕もなく、辿り着けずに引き返すこともあるからです。
白谷雲水峡、屋久杉ランドは景色を見ながら歩くのに最高です!! 毎年12月には雪が降り始め、1月2月は積雪量も増えて、軽アイゼンが必要になります。
標高1936mの宮之浦岳は年間平均気温が北海道の札幌と変わらないため積雪も2~4メートルにもなり、その高所から吹き降ろされてくる冷気のため縄文杉(1300m)にも1~2メートルの積雪があります。
防寒対策が必要になりますが、雨具からはみ出すほどのコート、ダウンは雨天時に濡れて重くなりますので注意してください。またここでも道路凍結の為、通行止めツアー中止の可能性もありますので、そのつもりでいらしてください。
自然が相手なので、柔軟に対応しましょう。旅行中に読みたい本をもってきたりして、、、、