私たちが提供するツアーは、はじめに「感じる」こと。それから「知る」こと。さらにそこから「好き」になることの順に進みます。自然のなかで、「触れる」「みる」「匂いを嗅ぐ」「聴く」「食べる?」そして「話す」ということ。
触れる
木に抱きつきその大きさ、かたち、感触から年輪に刻まれた歴史を肌で感じる。
見る
鹿やサル、鳥の目線で森を歩くと、そうするだけで違った景色の中にいる。気をつけてみると、木々の空へ伸ばす枝の躍動感や苔の森の深さが見えてくる。
嗅ぐ
ひとつひとつが身を守る為に身につけた個性的な匂い。眼に見えない森が呼吸しているような匂い。
聴く
目を閉じて森の中の音を探してみる。生き物の鳴き声が聞こえる。風が運ぶ音、種の落ちる音、木々が伸びていく音、森の動きも聞こえる。
食べる
毒に気をつけて、森の恵みを口に含む。薬草はあまりおいしくない。屋久島の軟水は不思議と甘みがある。湿気を含んだ空気で喉が潤う。
話す
心揺さぶられたり、癒されたりしたら、言葉にしてみましょう。一緒にいる人にも伝染して、お互いにより一層新たな発見ができます。美しいものを美しいと感じる感受性も高まっていきます。知的好奇心も高まります。そして知ることができたとき、その対象となるものが好きになり、あなたのなかに残っていきます。
こうしたひとつひとつに「自然と一体になる瞬間」があります。
私たちは、毎日の出逢いを大事にすることを心がけています。皆様との出逢い、自然が見せてくれる新しい表情との出逢い。
そうした出逢いを、お客さまに喜んで頂けると、私たちも嬉しいです。 日常に戻ったとき、普段見過ごしていた自然の美しさに
気づけるようになっていればと考えています。また人生をデザインする時、記憶・体験を辿っていく
ことになりますが、そのなかに屋久島での体験も含まれていれば、これも幸いです。
これからも人と自然を繋げ紡ぎ続けていきたいと考えています。
静かな森への案内
その日の天候、登山者数、お客様の体力に合わせて人ごみを避けたタイムスケジュールを計画します。
騒がしい場所では森の生き物の声も聞こえなくなってきます。静かな森の中で「自然と一体になれる瞬間」を一緒に楽しみましょう。
参加者全員に合った無理のないペース配分と山の歩き方のレクチャー
最低限のペースでゆっくり森を散策します。ゆっくりとは決してだらだら歩くのではなく、一定のペースでテンポ良く!!
そして無駄のない歩き方(静移動、静荷重の歩き方)を皆さんにも習得していただきます。私たちは様々な登山技術、
経験に裏打ちされたスポーツインストラクターとしての手法を身につけるための研修を行っています。
「枯木に花咲くより、生木に花咲くに驚け」
とは三浦梅園(江戸期の哲学者)の言葉ですが、私達の姿勢にもあてはまります。
ガイドがどのように自然と向き合い、そしてどのような役割を担っているのか。
私たちは例え毎日同じコースでも飽きることなく訪れ、楽しんで案内しています。
なんでもない草花も毎日新しい表情を見せてくれるからです。私たちガイドに必要なのはその観察力です。
縄文杉はもちろんすばらしいですが、縄文杉だけを意識していては屋久島の魅力は半減します。例えば、縄文杉に至るまで、
寄り道をしながら一つ一つの違う生き物達と出逢い、それぞれの繋がりを知る事ができれば、森が「いきもの」として見えてきます。
ガイドの役割は、縄文杉にただ連れて行くことだけではなく、その道のりでどれだけ新しい景色をお見せできるかです。
私たちは雨が降っていて当たり前の屋久島で、「雨が嫌い」というガイドを信用しません。
乾いた苔、草花ほど寂しいものはありません。雨が降れば、雫、霧、靄がそこに現れ、全てが湿潤に包まれ、森や苔、木々草花の
美しさに気づくことができます。そうすれば「雨に濡れて気持ちがいい」と自然と思えてくるのです。なので雨男雨女大歓迎!
お客様にも自然の楽しみ方を知っていただければ幸いです。
知的好奇心をくすぐるレクチャーの提供
自然に馴染み、楽しくなってきたら、森の中の眼に見えるものについてお話していきます。
知ることによって森も広く深く見えてきます。知らないものは好きになりようもありません。
知的探究心のあるガイドが、自然環境や生活環境との新しい出逢いを提供できると考えています。
ガイドを受ける前の森の様子と受けた後の森の様子はきっとガラリと変わったものになるでしょう。
島の自然・生活文化の再発掘
旅の醍醐味はそこに暮らす人との出逢いにもあります。屋久島の自然環境の中で育まれた生活の知恵、島時間を知る人との出逢いは
ぜひとも大切にしたいもの。屋久島安房出身で今は福岡に移住している方がこんな話をしてくれました。
「風土という言葉は風と土からなっている。風は屋久島に移り住む移住者。土は島に生まれ育った人々。それらが交じり合ってはじめて
屋久島の風土ができていくんじゃないのかな。」
私たちは屋久島の山海里で生きてきて、そこで培われた経験、知恵を話してくれる語り部を発掘し紹介していきます。
それがこれからできる島の風土づくりのひとつだと考えるからです。
① 生年月日 ② 血液型 ③ 出身地 ④ 愛読書(音楽)
⑤ オフの過ごし方(趣味など)
⑥ 個人的に好きな屋久島のフィールド
⑦ ガイドの仕事ってなんですか?どんなガイドが好きですか?
⑧ 受講している講習、取得している資格等
⑨ お客様へのメッセージ
【ガイドツアー予約は】
予約フォーム あるいは お電話 0997-43-5956 から
【そのほかのお問い合わせは】
お電話 0997-43-5956
お気軽にお問い合わせください。