屋久島国際写真祭
Yakushima Photography Festival2015



この写真祭はアルル出身の写真家Antoninさん、屋久島在住の写真家千々岩孝道さん、
そしてパリ・フォトのデザイナーCleoさんと共同で開催したイベントでした。
作家の現代アート作品制作と発表、ワークショップ、日仏の文化交流を目的とした
このイベントにGalleryTABIRAはもうひとつのテーマを持って合同で写真祭を行うこと
にしました。

もうひとつのテーマとは「屋久島から屋久島の魅力を発信する」ことです。

過去、様々なマスコミ媒体で目にする屋久島の風景は縄文杉や白谷雲水峡と
いった観光地に偏りがちですが、島に暮らす私たちと島へ訪れて島人と交流
があった人たちはその他にも素晴らしい自然と風土があることを知っています。
日本全国を隅々まで訪ね歩き、各地の辺境の地で生きる古老達の一生を聞き出し、
民間伝承を詳細に調査した民俗学者・宮本常一氏は、「観光とはそこに住んで
いる人の心が豊かにならなければならない」と言い、また60年代に自然保護運動を
行ってきた屋久島のある方が「島に訪れる人に魂に触れる旅をしてほしい」そして
「大昔の人が山へ詣でようと思った感性を知って欲しい」と話をしてくれました。

写真を撮ること、飾ることが目的ではなく屋久島の魅力を伝える力とその方法を探る試みです。
街中から森の中まで写真を展示し、屋久島を様々な視野で見る機会を創りだし、屋久島の
魅力を暮らす人と旅する人とで共有する、そんなイベントを目指していました。

そして裏方として、街中から森の中までの展示、コンサートの企画立案、各関係機関との調整、
資金調達、ウェブサイトやマップ作成などといった事務的な仕事を事務局として行いました。

予想以上に大掛かりなイベントに悲鳴を上げながら今回はひとりでも喜んでもらえれば良いと
思っていた実験的な第1回目もなんとか無事に終えることができました。
参加して頂いた全ての方々のおかげです。

尚、GalleryTABIRAが事務局を担うのは2015年までとしました。
写真祭は当初からのオーガナイザーであるAntoninさんと千々岩さんが継続していきます。

今後はひとりひとりの作家さんの作品と対話できる場とそのひとりの作家の作品を通して、
ただ美しいという気持ちを育んだり、感動を共有したりする本来の役割を継続していくことに力を注ぎます。

最後にGalleryTABIRAでの展示後にも関わらず写真提供を快諾して頂いた写真家の上田義彦様、
柏倉陽介様、KIKI様、志津野雷様、道用浩一様、堀江重郎様、山内悠様、写真に音を合わせて
くださった音楽家の内田輝様、資金面で多大な協力を頂いたチャネルオリジナル様はじめ、
ご協力頂いたホテル、レンタカー、メーカー、地元企業の皆様、そしてボランティアスタッフの
皆様に感謝の意を表します。

本当にありがとうございました。

GalleryTABIRA 代表 田平拓也


クロージングレポート
http://tabira.biz/ypf/images/closing%20report2015-s.pdf
YPF2015ウェブサイト
http://tabira.biz/ypf/