おおきな岩の塊は屋久島そのもの
落差66mの滝。
手を広げた長さが一尋(いちひろ)。千尋という名は、それだけの広大さを表しています。V字谷で、露出している幅400m高さ200メートルの一枚岩が屋久島花崗岩特有の丸みがあって柔らかい印象。大雨時が特にお勧めで左の岩盤に幾重もの細い川ができます。
麦生(むぎお)集落の奥にあり、車で県道沿いの看板から山手に10分程走ると着きます。
バス、タクシー、レンタカーとのすれ違いに注意。
トイレ有 駐車場有 お土産屋有 モッチョム岳登山口入口もココから
時間を忘れてゆっくり過ごす
落差88mの滝。
大雨時は近づくことができないほどの水量にもなりますが、通常は滝の下近くまでいけます。
魔法瓶にコーヒー入れてもって来ませんか?本を読んでもいいし、お昼寝をしても良し。ただ黙って見ているだけでも、1時間くらいあっという間です。
滝の近くは体感温度が下がりますので、雨具など防寒着を一枚もっていきましょう。
トイレ有 駐車場有 バス停近くに名水汲み場もあります。
プライベートビーチで流木拾い
屋久島は海からそのまま山へと繋がっていく景観。
ここは滝の下流にいくとすぐに海の匂いがしてきます。
台風時の増水で流されてきた森の木々たちが海辺にあり、木を削って匂いを嗅ぐと森の香りがします。
自分にぴったりな形の流木がみつかったら、自分へのおみやげですね。
猿と鹿がいっしょにくつろいでいる森
むかし、開墾・入植時にあった集落(半山・川原)も今はなく、その後再生した若い落葉樹の森と1年中常緑の照葉樹の森。
そこで猿は1日1キロほど移動し10回食事をしています。
鹿はのんびり反芻を繰り返しながら食事をしています。
彼らは森の恩恵をうけて静かに仲良く暮らしています。そんな森の中を車で通り過ぎずに、ちょっと歩いてみませんか?
運が良ければ、鹿の上に乗った小猿が見られるかもしれませんよ。
距離21キロ、車で30分(大川の滝~永田) 曲りくねった道が続くため運転要注意!
様々な異名をもつ化け物木
無花果(イチジク)の仲間でクワ科の植物。あらゆるところから根を下ろしその広がりかたから別名「歩く木」。
枝、根などが互いに合わさると一つに溶合ってしまう様子から「よう樹」と言われています。
この木は根を下ろし、這わせ、絡み合い、他の木々ものみこんでいき、沖縄ではその生命力の強さの中に精霊「キジムナー」が宿っていると言われています。
ここは管理人もいない静かな森です。屋久島が南国だったんだと実感できる場所の1つです。
里地で鬱蒼としているここには蚊が多いので、虫除けスプレーを忘れずに!
駐車場有 見落としそうな小さな看板です。写真を目印にして下さい。 トイレはありません。