開催期間 2013年3月19日〜4月7日 (11:00—18:00) 開催場所 The Arts Factry <作品内容> 屋久島に10年間、延べ1000日以上にわたって滞在。奥岳を中心に屋久島の山岳 ならではの自然の景観に約35点のモノクローム写真で肉迫。太古の記憶を秘め たその美しく厳かな大きな自然への感動を再現する。 何度も屋久島の山に通うにつれて、山はより険しく、森はいっそう深くなっていく錯覚に襲われていた。 しかし、それと同時にぼくは、世界遺産として登録されている島の5分の1程の森もその多くは原生林ではないことも知った。 生命の息吹溢れる豊かな森に深い感動を覚え、すぐ後には伐採の無惨な跡や新たに造られていく人工物を目の当たりにして失望する。 その繰り返しだった。そんな森のなかでぼくは、千年前、千年後の山の姿を想像していた。ぼ くは、その時を超える確かな存在にカメラを向けた。 岡住 達夫 (OKAZUMI Tatsuo) 作者略歴 1955年、北九州市に生まれる。中学の頃より写真と山に親しむ。日本大学芸術学部写真学科卒業 コマーシャルカメラマンの助手を経て、写真家・薗部澄氏に師事。その後フリーカメラマンとなる。 1983年から7回、延べ4年渡りスペインのグラナダに滞在、各地を旅する。1994年1月より屋久島 の山岳の撮影を始める。 写真展 1992年、生き生きと暮らす素顔のスペイン人の日常と祭りをテーマに写真展「アンダルシーア/スペインの碧い風」を開催。 1998年 「奥岳へ–屋久島の山旅から–」(新宿・ニコンサロン) 写真集 奥岳へ 屋久島の山旅(西日本新聞社) 第1回ふるさと自費出版大賞ビジュアル部門優秀賞受賞 (全国新聞社出版協議会主催) ウェブサイト『岡住達夫写真館』 |