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東京レポート[2010/1/17]

東京レポート「知ることから始まる」〜高尾山から〜
実家に帰省中の宮西です。
先日、所用で東京に行ってきました。せっかく東京まで行ったので、東京で有名?な高尾山に登ってきました。高尾山は標高599M、総距離3.8KM(1号路)、所要時間は往復でおよそ3時間(1号路)、気軽に登山が出来る山といった感じでした。休日に登ったという事もあり、登山口も、道中も、山頂も人でいっぱいでした。では、ここで豆知識を1つ。年間登山者数世界一の山はどこかご存知ですか??答えは、富士山でも、エベレストでもなく、高尾山で、260万人だそうです。ちなみに、近年登山者数の増加が問題となっている屋久島は、年間での縄文杉登山者数は約9万3千人(2008年調べ)です。比較にならないですね(笑)。
登山中に、この登山者数に関連して気付いた点があったので少しだけ触れたいと思います。それは登山者数増加によるオーバーユース(過剰利用)です。オーバーユースには、ゴミの増加、水質汚染、山トイレなど様々な問題がありますが、僕がすぐ気付いたのが、登山道のオーバーユースです。これは、多くの人が登山道を歩く事によって起こる拡幅や植生破壊です(写真)。登山者数が増加すると、上りの人と下りの人が同時に道を歩こうとする事や、後からの無理な追い越し、これ以外にも、雨が降って出来たぬかるみを避けようとしたりなど、様々な要因によって道の拡幅が起こります。こういった事は屋久島でも問題になっており、100%効く特効薬のようなものはありませんが、登山者の意識次第で改善される部分はかなり多いと思います。とは言え、こんな事をえらそうに言っている僕も半年前ならわき道を歩いていたでしょう。こういう問題がある、という事を知ってさえいれば、多少道がぬかるんでいても、人が多くて同時にすれ違いが出来ないとしても、登山道のわきを歩く事は止めようと思えるかもしれません。「知ることから始まる」、使い古された言葉ですが、これから登山を始めようという方、登山経験者だけど知らなかったという方、是非、僕も含め気を付けていきたいものです。/宮西

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